
リアルタイム通信エンジンの開発、提供を行う株式会社 Diarkis(所在地:東京都渋谷区、代表取締役 CEO:高橋 信頼、以下 Diarkis )は、メタバース技術スタックカオスマップを2021年10月7日(木)に公開いたしました。また、2022年最新版として、2022年6月1日(水)にアップデートを実施しました。

メタバース技術スタックカオスマップ作成の背景
新型コロナウイルス流行に伴い、生活様式は変化しました。
これに伴い多くのオフィスワーカーや学生が、リモートワークやオンライン授業により人とのコミュニケーションをとるようになりました。オンライン上のコミュニケーションは今後も活性化することが予想されます。特に直近では Facebook 社が Meta 社に社名を変更し、さらに注目が集まっています。
このカオスマップはメタバースサービスの提供を検討されている方が、開発時の技術選定の選択に役立てていただくことを目指し作成いたしました。
メタバースとは
「メタバース」という言葉が初めて用いられたのは、アメリカの SF 小説作家であるニール・スティーヴンスンが 1992 年に発表した著作「スノウ・クラッシュ」の中でした。
作中では、架空の仮想空間サービスの名前として登場した「メタバース」ですが、技術革新によって本当に仮想世界が構築され始めたことにより、いよいよ現実のものとなったのです。
現在では、作中と同様に「仮想空間サービス」の総称として、メタバースという言葉が使われるようになりました。
「メタバース」という言葉は、広く仮想空間サービスの総称として用いられています。昨今、仮想空間サービスを提供する企業は急激に増加しており、仮想世界に空間を構築するすべてのサービスはメタバースという括りに当てはまります。
そして、メタバースはあくまで仮想空間を実現するためのサービスなので、「メタバースを用いてどんなサービスを実現するか」は、メタバースを利用する事業者によってさまざまです。
今回は技術者の目線に立って、メタバースを構築していくために必要なプロダクト・ソリューションを提供している会社について、技術スタック別にカオスマップにプロットいたしました。
メタバース技術スタックカオスマップの概要
本カオスマップでは、下記カテゴリにより各社製品・ツールを分類しております。
- ユーザーインターフェース:メタバースサービスを利用するユーザが接するインターフェース
- コンテンツ:ゲームサービスや、コミュニケーションツールとなるソフトウェア
- ハードウェア:ヘッドマウントディスプレイやコンテンツを実行するためのハードウェア
- 開発環境:メタバースサービス開発のための開発ツール
- モデリング:メタバースサービスを構成する 3D モデルや画像を作成するためのツール
- Payment:メタバース上でものを購入したり、サービスを受けるために必要な決済を開発するツール
- アプリケーション:メタバースを実現する上で必要な処理を作成するためのツール
- 実行環境:メタバースを稼働させるために必要な環境
- ネットワーク:メタバースを利用するユーザ同士を通信するツールや企業
- インフラ:メタバースを実行するために必要となるサーバ環境やインフラ提供者
Diarkis ご紹介
Diarkis は分散型サーバ構成をとり、通信量の増減に応じて柔軟にサーバのスケールを実施することを実現するリアルタイム通信エンジンです。メタバースをはじめとする多数同時接続が前提となるサービスが増加しており、実現のためには①「同時多数接続を処理するコスト」②「大規模なリアルタイムシステムを運用する負担」③「接続性の担保」の3点の課題があります。Diarkis を利用することで、この3点の課題を解決することが可能で、かつ、5Gを有効活用するためのP2P通信の実現や、クロスプラットフォームのマッチメイキングが可能になります。また、運用コストも最小限に抑えることが可能になります。
※本カオスマップは当社独自に作成しており、サービスの網羅性や正確性を担保するものではありません。
※ロゴマークに関する権利は、個々の著作権・商標権者に帰属します。
※掲載に問題がある場合や、次回更新時に掲載を希望する場合は下記までご連絡ください。
連絡先:contact@diarkis.io
■調査概要
調査名:メタバース技術スタックカオスマップ
調査対象:メタバース関連事業会社
調査期間:2021年10月4日
調査方法:インターネット調査