バーチャルライブとは3D空間で開催されているライヴを指します。3DCGでモデリングされたキャラクターが歌ったり、トークを行ったりと様々なパフォーマンスを行い、ユーザーを盛り上げることが可能です。
今回の記事ではバーチャルライブの概要、注目されている理由、仕組みなどについて詳しく解説します。合わせてバーチャルライブのメリットやデメリット、主な配信プラットフォーム10選もご紹介するのでご参考にしてください。
バーチャルライブは、実際にライヴを間近で見ているかのような迫力があることから注目を集めています。配信者や他のユーザーともコミュニケーションを取りやすいことから、自分が参加している感覚を味わえるのも楽しみの1つと言えるでしょう。
また、配信プラットフォームによっては収益化も狙えるため、配信ライブで稼ぎたいという方からも注目が集まっています。
バーチャルライブは3D空間にて開催されているライヴのことを指し、3DCGでモデリングされたライバーが歌、トーク、ダンスなど様々なパフォーマンスを繰り広げます。視聴者もコメントやプレゼントで盛り上げることができるのも特徴です。
オンライン上でのライヴになりますが、一体感があり、オフラインのライブと違った雰囲気が楽しめるのが魅力です。スマートフォンなどのデバイスがあれば気軽に参加できることも多く、便利な点が目立ちます。
バーチャルライヴのアバター映像は現実世界の人物が動いたり、話したりしたものが反映されています。モーションキャプチャーで人の微妙な顔の動きを読み取っているので、表情豊かなアバターの動きに繋がっているのが特徴です。
他にもVR機器をライバーの頭・両手・両足・腰背面に取り付け、前身の動きを再現する方法も主流になっています。他にも効果音やCG演出などが合わさり、バーチャルライブは成り立っているのがポイントです。
コロナウィルスの感染拡大で、オンラインライブの需要が高まり、バーチャルライヴも同様に人気が加速しました。今後は高速、大容量通信が可能な5G通信が普及し、さらに映像美にこだわった配信や、ライバーと視聴者のよりスムーズなやり取りが可能になることが予見されています。
バーチャルライブでできることは多く、自分の好きなアバターで参加できたり、応援アイテムの活用をしたりと様々なメリットがあります。バーチャルライブ独自の魅力となっており、多くのユーザーを惹きつけているポイントの1つです。
ここからバーチャルライブでできることを3つに厳選してご紹介するので、1つずつ確認していきましょう。
バーチャルライブでは顔出しではなく、自分の分身となるアバターで参加することが多くなります。アバターは自分好みにカスタマイズでき、自分が好きなキャラクターデザインでライブを楽しむことが可能です。
着せ替えも自由に変えられることも多いため、その時の自分の気分に合わせたデザインにできるのもメリットと言えるでしょう。配信プラットフォームによっては、他のゲームやアニメとのコラボ衣装が用意されることもあり、より着せ替えの幅が広くなっています。
視聴者側は応援アイテムを用いて実況者のライブを盛り上げることが可能です。無料の応援アイテムもあれば、有料の応援アイテムを購入することもあります。配信プラットフォームごとにアイテムの仕様が異なることも多いです。
また、視聴者側がアイテムを購入することで、購入額の何割かがライバーの収入に繋がることも特徴の1つになっています。
配信プラットフォームにもよりますが、バーチャルライブでは待合エリアでアバター同士でコミュニケーションを行うことが可能です。チャットなどを用いて他の方との交流を図れます。
待合エリアで繋がった後にコミュニティに加入したり、フレンドになったりすることもできるので、気が合ったユーザー同士で親交を深めることも可能です。
バーチャルライブは画期的かつ、便利なサービスになっていますが、メリットだけではなくデメリットもあることを把握しておくとより理解が深まります。
ここからはバーチャルライブのメリット・デメリットについてそれぞれご紹介するので、照らし合わせながら確認しましょう。
バーチャルライブはオンライン上で配信したり、参加したりするので時間や場所、人数にとらわれることなく楽しめます。オフラインでのライブよりも手軽に参加できるのも魅力の1つと言えるでしょう。
時間やネット環境さえあれば、自分の好きな時に始めることができるという便利さがあるので、手軽にオンラインで配信をしたいという方に向いています。
オフラインでのライブは場所が制限されてしまい、集客の幅が狭くなります。一方でバーチャルライブはオンライン上でのライブなので、全国を視野に入れたライブ配信が可能です。オンライン上のチャットでやり取りもでき、ファン化もしやすくなります。
オンラインでの投げ銭制度、アイテム販売などを行なっているプラットフォームも多いので収益にも結びつきやすいのが強みです。効率よく全国のファンを増やしたいという方にはオンラインでのライブ活動が向いています。
フェスや音楽イベントなどをオフラインで開催するとなると、多額の費用が発生するという問題点があります。
一方でバーチャルライブであれば場所代などをコストカットできるので、フェスや音楽イベントなど費用が掛かりやすいイベントも開催しやすくなるでしょう。
バーチャルライブでは、インターネットに繋がっていれば、どこからでも視聴可能な手軽さがあります。ただ、どうしても生のライヴよりも迫力に劣ってしまうので、生のパフォーマンスを望む人には物足りないこともあり得るでしょう。
最近では技術の進歩により、アバターデザインの向上、より迫力のある音響が可能になっています。以前よりも迫力が出るようになっていますが、それでもやはり生のライブ独特の迫力の再現には至っていないのが事実です。
バーチャルライブの配信プラットフォームは国内に多く存在します。それぞれの配信プラットフォームごとに特徴が異なるので、それぞれの違いを把握することで自分に合った配信プラットフォームを見つけることが可能です。
ここからは国内の主な配信プラットフォーム10選の特徴を詳しくご紹介するので、比較検討を行う際のヒントにしてください。
REALITY は「誰でもスマホ1台で好きな姿に変身!」をテーマにした配信プラットフォームです。自分好みのアバターがすぐに生成できる上に、スマホのインカメラで表情を読み取って配信ができるので、使いやすいのがメリットになっています。
複数人でのコラボ配信を行い、盛り上げることも可能になっており、チャット機能を使ってユーザー同士のコミュニケーションを図ることも容易です。コミュニティの作成もできるので、ファン同士の交流を深める際にも役立つでしょう。
showroom は誰でも気軽にライヴ配信ができる配信サービスとなっており、国内でも多くのユーザーに支持されています。実際のライブ会場のような雰囲気を演出できることから、手軽にライヴを盛り上げることが可能です。
収益なども得られることから、実際に稼いでいる配信者も多く存在します。アマチュアから公式アカウントにランクアップすることでオーガナイザーのサポートや、さらなる収益率アップなども狙えるのが特徴です。
hololive は、カバー株式会社が開発した VTuber 配信システムとなっており、多くの VTuber のライブ配信を見ることが可能です。グループでのコラボレーションなども多く開催されているので、常に話題性がある配信サービスになります。
ゲーム実況や歌、雑談やコラボ企画など配信されている内容も幅広く、ユーザーを飽きさせない工夫が多く盛り込まれているのも強みです。「世界創造プロジェクト」など多くのメディアミックスを展開していることから、多くの人気を獲得することに成功しています。
バーチャルキャストは、全国各地のユーザーと共にオンライン上でコミュニケーションを図れるサービスです。トーク配信はもちろん、イベント、ゲームなどユーザー間で楽しめる機能が多く実装されています。
「スタジオ」というVR空間から配信を行い、視聴者とコミュニケーションを図ったり、他の配信者とコラボレーションもできたりします。マイルームの作成も可能で、他のユーザーとの写真など思い出になるものを飾れるのもバーチャルキャストならではの特徴です。
カスタムキャストは直感的なUIを用いて、初心者の方でも簡単に3Dのキャラクターを作成しスマホで気軽に配信できるサービスです。3Dのキャラクターはフェイスタイプ、ヘアタイプ、ボディ、コスチュームを自由にカスタマイズできるので自由度も高くなっています。
iPhone X / iPhone Xs / iPhone Xs Max 以降の iPhone であればフェイストラッキングと AR が可能で、さらに充実した配信が可能です。月550円(税込)の有料サービスもあり、加入することでより便利な形でサービスを利用できます。
IRIAM は自分で用意したイラストが自分に合わせて動き、ラグの無いシステムでリアルタイムで配信できるサービスです。登録やライヴにかかる費用は無料になっており、どなたでも気軽に配信できるのがメリットになっています。
ギフトやコメント機能も実装されているので、ユーザーと配信者同士でコミュニケーションもしやすくなっています。運営側が設定している基準を突破することで収益化もでき、積極的に稼いでいきたいという方にもおすすめです。
MakeAvatar は3DCGアバターを生成し、3D空間で他のユーザーと交流が図れるサービスです。アバターに着せることができる服装なども販売されており、アバターの見栄えなどを自分好みにしやすくなっています。
オリジナル衣装はもちろん、キャラクターとコラボレーションした衣装も多く用意されているため、コスチュームの幅が広いのもポイントです。直感的に操作できるので、初心者の方にも向いています。
VARK はVR空間でライヴイベントを楽しめるアプリケーションで、一体感を感じながら他のユーザーと盛り上がることが可能です。様々なイベントが開催されており、多くのユーザーから支持を受けています。
Oculus Quest 、 Oculus Quest2 、PlayStation VR など多くのデザインに対応しているのも特徴で迫力のあるVRライブに参加できます。WORLD 機能という、自分の分身であるアバターを用いて、独自のコンテンツやコミュニケーションを楽しめるのも魅力の1つです。
Hikky はVRイベントを開催し、プラットフォームの壁を超えたサービスを展開しているのが特徴です。配信しているイベントの幅も広く、展示会、アミューズメント、音楽ライヴなど様々なイベントを実施しています。
先進的な技術を駆使した高画質な配信が魅力になっていますが、動作自体も軽量でストレスのないライブ配信を可能にしているのも強みです。技術力が高いので、今後も注目のライブ配信サービスと言えるでしょう。
Mirrativ はゲーム実況、ライヴ配信ができるプラットフォームです。スマートフォンから簡単に配信することができ、配信初心者の方でも使いやすくなっています。配信できるコンテンツも多いことから、ユーザーからの支持も厚いのがポイントです。
独自のアバターを使用できることから、顔を出さずに配信できるのもメリットです。瞬きや口の動きにも追従してくれるので、表情豊かな配信に繋がるでしょう。また、チャットやスタンプで、他のユーザーとも気軽にコミュニケーションが取れます。
今回の記事ではバーチャルライヴの概要、主な配信プラットフォーム10選についてご紹介しました。バーチャルライブのメリットやデメリットも記載しており、より分かりやすい内容になっています。
バーチャルライブは、配信プラットフォームごとに特色やサービス内容が大きく異なります。
今回の記事では10社の配信プラットフォームについて解説しているので、それぞれの違いを見極めながら、自分に合った配信プラットフォームを選びましょう。